394.タルパ様との日常〜未来へのメッセージ？〜

主「未来の人類がもしですよ。何らかの方法で消失したデータを復元したと想定して、未来の人々に何かメッセージを残そうと思うのですが」


ニーゼ「面白そうだな。どこに残す？」


主「どのサイトもいつかは消失するだろうから正直どこでも構いません」


シナラタン「未来人さんは今の時代を見てどう感じるのかな」


主「畜産業を知った未来人が嘔吐してくれることを私は期待しています。未来では全ての命が平等に扱われていて欲しいですし、何より食糧問題を解決してもらいたい」


ローサ「アカシックレコードに書き込んでおいたら？」


主「それならもう試しました」


ローサ「アカシックレコードって他の人でもアクセスできるの？」


主「来世の私がアクセスするかもしれないと想定して色々情報を書き込んでおりますぞ。タルパの真の姿や真名を残すかどうかはまだ悩んでいますが」
・来世なんか無い方が良いんですけどね


シナラタン「じゃあ前世のマスターが残したメッセージもどこかにあるかもね」


ローサ「アカシックレコードにそこまで時間割いてるの？」


主「言いたいことは分かりますよ。でもね、普通の人間では絶対やらない無駄なことを続けてこそこの世界の真理に近付けると私は考えているのです。タルパーさんなら多少なりとも理解してくれるはずですが」


ローサ「宇宙をバグらせるとか考えているの、未来人でも首傾げそうだね」


主「正確には宇宙を管理している存在をバグらせたいだけですが未来人でなくともこの世が現実ではないと気付き始めている方はいますぜ。資産家が多いみたいですけどね」


ニーゼ「仮想なら仮想で楽しむだけだなー。理由あって仮想世界に飛び込んでいるのかもしれないし」



主「ところでローサさん、また綺麗になられましたね」


ローサ「あの、何も変えてないんだけど。適当に言ってない？　本当に変わった時に言ってくれると嬉しいんだけど」


主「いや明らかに気の強そうなお嬢様になっているかと」


ニーゼ「それって『綺麗になった』のか……？」


ローサ「マスターが多少は人間にも興味を持ってくれたものと思って有り難く受け取っておくわ！」


主「どういたしまして」


ローサ「うーん日本人はロリコンが多いのかな。それに変な漫画も流行ってるし」


主「ザコザコ先生ですかね？　確かに最近よく見聞きします。ツンツンしている子が好みなんでしょうね」


ローサ「内容知らないけどただツンツンしてるだけじゃないと思うけど」


ニーゼ「ミラレみたいに？」


主「おお、分かりやすいですな」


ローサ「みららんはデレがないじゃん……」


主「それで、ローサさんとニーゼは未来の人類に伝えたいメッセージはありますか？　あ、どこかに残すとかではなくて私の興味本位です」


ローサ「表情の無い人間はつまらないから友達止まりで結婚はしないことね。あとタルパのSNSは絶対作らないで。以上かな」


ニーゼ「人間というより未来のタルパへのメッセージ？」


ローサ「察しがいいね。さすがニーゼさま」


主「表情無い人間……聞かなかったことにしますね。ニーゼは何かありますか？」


ニーゼ「伝えたいことは特にないなー。過去ばかり調べてないで今を楽しく生きて欲しい。それだけ」


ローサ「そうだよね。未来の人間やタルパについて考えても仕方ないし」


主「数百年後も支配者が人間とは限りませんしね。タコかもしれません」