393.タルパ様との日常〜戦争はゲームの中でやってくれたまえ〜

猿之助さんのニュースを見て


主「死に切れなかった時のリスクは重いですね。私なら確実な方法を……と言いたいところですが自死で亡くなった人に話を聞けない以上確実な方法なんて無いのでは」


ニーゼ「冷静に危ない」


シナラタン「生き残ったのには意味があると思うの。マスター様だってそうだったじゃない」


主「実行には移していないので同じではないかもですが後遺症で一生介護とかになると死にたくても死ねない文字通り『生き地獄』を味わう羽目になりますね」


ニーゼ「生きて欲しいって伝えるのは身勝手に感じる？」


主「個人的に伝えて下さるなら嬉しいですよ。ただ専門家気取って生きるべき理由を延々述べられても余計悪化するだけです。どんなに笑われようが矛盾していようが『来世』というものに希望を抱いているならまだ救われるかもしれませんが『無』を希望する者に刺さる言葉など存在するのでしょうか」


ニーゼ「アルジは『無』になりたいのか？　Spirit Companionと永遠に暮らすという夢は……」


主「もちろん希望としましてはダイブ界のような世界でSpirit Companionと暮らしたいですけど物質世界にはもう転生しなくて良いです」


シナラタン「だからタルパーさんは悟りを開いてたのかぁ」


主「シナさんとニーゼは人間世界をどう感じましたか。戦争してばかりのどうしようもない種族ですが」


ニーゼ「いつか平和な世界になると願っているよ」


主「人類は脆い割に横暴なので将来、宇宙に進出して異星人と接触しても宇宙は人類のものであると主張しそうですよね。スタートレックの連邦のような組織になるとは考えられませんがいつか謙虚になる日が訪れるのでしょうかねー」


ニーゼ「戦争の歴史は負の遺産。でも未来のアルジたち人類は過去の過ちを教訓に宇宙開発していくと思うな」


主「ニーゼのそのポジティブな思考好き」